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弊社へよくお問合せがあるのが、
「本物か偽物か分からないが、修理して頂けますか?」
「偽物かどうか見てほしい」
という問い合わせが本当に多いですね。
高級なライターの代名詞でもある「デュポンライター」ですが、偽物の販売が後を絶ちません。
ネットオークションやフリマアプリでも偽物の出品を多々見かけます。
そこで、デュポンライターの何処を見れば真贋が分かるのか、判断できるのかについて7つのポイントを以下説明致します。
デュポンライターの重さは、ある程度決まっています。
ただ、LINEによって重さは変わりますので、ご注意ください。
今回は偽物が一番出回っているLINE2について説明させて頂きます。
本物のデュポンと偽物のデュポン、重さが違うのでしょうか?
はい。重さが違います。
全てのデュポンライターにおいて、偽物の方が重いという判断ができます。
本物を使っている人が偽物を持つと「重たいな?」となるでしょう。
ただ、限定品や装飾デュポンライター等は、重さが重くなっていたりもしますので、ご注意ください。
デュポンの底面の刻印でも真贋の判断は出来ます。
まずは下の画像を見てみましょう。
こちらは偽物のデュポンライター刻印です。
一番下のシリアル番号の刻印ですが、最初に「4FK・・・」となっている刻印は偽物です。
一昔に海外で大量生産されたシリアル刻印です。
また、偽物はフォントがハッキリ刻印されてます。
これは「レーザー刻印」という方法で刻印されているからです。
こちらは本物のデュポンライター刻印です。
一番下のシリアル刻印がズレているような感じ、また刻印が小さいですね。
全体的に刻印が薄く入っています。これはデュポン社が「打刻印」という方法で刻印しているからです。
シリアルは若干バラつきがあるのが特徴です。
最近では、刻印も打刻印の偽物も出回ってますので、注意が必要です。
本物のガス注入口の蓋の裏にはガスの色を示すペイントが施されています。
こちらは偽物のガス注入口の蓋の裏です。
ガスの色を示すペイントは施されていません。
こちらは本物のガス注入口の蓋の裏です。
ガスの色を示すペイントがされています。こちらは黄色(ゴールド)のペイントです。
この真贋方法で注意して頂きたいのが、注入口の蓋を購入後に交換されている場合は、本物でもペイントがされていない場合が御座います。殆どありませんが・・・
また、ペイントがされているが、デュポンのラインと違うペイントがされていたりします。
そのような場合は他の真贋方法と合わせて見て頂くのがいいと思います。
ローラー部の作りが本物と偽物では異なります。
こちらは偽物のローラー部の画像です。
ローラーのギザギザ部が山状にカットされていません。
また、本物と比べても作りや仕上げが非常に雑くなっています。
LINE1の偽物は山状になってますが、山と谷の仕上げが丸くなっている物も存在します。
こちらは本物のデュポンライターのローラー部です。
山と谷がハッキリと分かる、精巧な作りになっています。
もちろん仕上げやラインも非常に綺麗に創られています。
ルーペや虫メガネで見ないと分かりにくいかもしれませんが、デュポンライターの真贋には非常に重要な部分です。
本物と偽物のデュポンライターでは、蓋の中の作りも違います。
偽物のデュポンライターの蓋の中です。
注目して頂きたいのが「角の仕上げ」と「スライダー」です。
偽物のデュポンライターの角の仕上げは比較的に雑で部分的に丸みを帯びている所があります。
また、フリント(着火石)を交換する時に外す「スライダー」の作りが違います。
画像で分かるように、スライダーが短く設計されていますので、「ヤスリ上部のシルバーの軸」が見えすぎています。
本物はヤスリを支えている軸まで見えることはありません。
また、スライダーの下部にすき間ができています。偽物にはよくあるパターンです。
こちらは本物のデュポンライターの蓋の中の画像です。
角は綺麗に仕上がっていますので、丸みを帯びている所はありません。
また、ヤスリの軸のするバー部分が見えているという事もありません。
また、スライダーの下部にもすき間はありません。
デュポン社のライターは精密に創られていますので、このような細かい所も手を抜いたりはしないのです。
デュポンライターの底部の刻印には、チャイナラッカーを使用している製品にはその証として下記のどちらかの刻印が打たれています。
LAQUE DE CHINE (チャイナラッカー)
一昔前のデュポンライターでは、「LAQUE DE CHINE」と刻印されていましたが、最近のデュポンライターでは、「漆の葉」のデザインが刻印されています。
デュポンライターの偽物には、チャイナラッカー(中国漆)を使っていないのに、底に「LAQUE DE CHINE」と刻印されている物がありますが、間違いなく偽物です。
最近の偽物では、チャイナラッカー(中国漆)を使用していない製品に「漆の葉」のマークを使用している物がありますが、偽物です。
現在の新型デュポンにはシンボルマークの刻印はされていませんが、過去のデュポンライターの真贋に重要な「シンボルマーク」があります。
その鮮明度で本物か偽物かが判断できます。
こちらのシンボルマークは本物です。
数十年前の刻印となりますが、ライン2、ギャッツビー、ライン1に刻印されていました。
本物はしっかりと打刻印され、文字・絵共に鮮明に刻印されています。
こちらのシンボルマークの偽物の画像は御座いませんが、ルーペで見て文字が潰れている、車輪と翼の絵が潰れて見えない物は偽物の可能性が高いと思われます。
こちらは比較的に新しいタイプの刻印です。本物となります。
シンボルマークの下に「D」と刻印されています。
こちらも車輪と翼、Dの文字が鮮明に打刻印されています。
こちらは先ほどの偽物の刻印となります。
車輪と翼が潰れて見えません。また、Dの文字もはっきりと読むことは困難です。
このようにシンボルマークの刻印でかなりの確率で真贋判定ができます。
デュポンライターを愛用している方にはコレクターの方も多数いらっしゃいます。
また、デュポンライターを貰ったり譲り受けたりされる方もいらっしゃいます。
そんな時に不安なのが、「本物か偽物か」という真贋になってくるかと思います。
デュポンライターは高級品で、使用者出来る人は「成功者の証」とまで言われるほどの逸品です。
その偽物を作って儲けようとしている人がいるのも事実です。
偽物はもちろん売ってはいけませんが、買ってもいけません。偽物とわかって購入する事は、犯罪者に加担することになるからです。
以上7つの真贋ポイントを押さえて、正しい知識と今後買うときの参考にして頂ければと思います。
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