1990-1991年（平成2年-平成3年）デュポンライター　凱旋門落成記念　世界限定1,000個

 

アウステルリッツの戦いに勝利した記念に1806年、ナポレオン・ボナパルトの命によって建設が開始された凱旋門。

ルイ・フィリップの7月王政時代、1836年に完成する。

S.T.Du Pont社は、1806年のナポレオンが勝利したフランス軍の勝利のアーチとなった凱旋門に敬意を表した限定版。

 

販売された時期はハッキリとした事は不明だが、刻印やシリアルから1990年前後に製造されたと思われる。

また、1836年の完成50周年を記念した1886年に制作が開始、その後販売されたとも言われている。

 

凱旋門とは？

パリの象徴的な建造物の一つ。

 

この凱旋門を中心に、シャンゼリゼ通りを始め、12本の通りが放射状に延びており、その形が地図上で光り輝く星「étoile」のように見えるので、この広場は「星の広場（エトワール広場） la place de l’Etoile」とも呼ばれている。

 

エトワール凱旋門は、1805年のアウステルリッツの戦いに勝利した記念に1806年、ナポレオン・ボナパルトの指示によって建設が始まった。

ルイ・フィリップの7月王政時代、1836年に完成している。

建設中には様々な政治的変遷と、プロジェクトを率いる建築家の権力闘争の影響を受けたとされる。

1830年7月、数日間のうちに起こった革命の後に王位に就いたルイ・フィリップは、革命軍に軍隊の過去の歴史を思い出させ、また帝政支持者への配慮に努める。

記念建造物が捧げられる対象は変更され、崇拝の目的は革命軍と帝政の軍隊の栄光を称えるものとなった。

なおナポレオンは凱旋門が完成する前に既に死去しており、彼がこの門をくぐったのは1840年にパリに改葬された時だった。

その後1885年のヴィクトル・ユーゴー国葬における遺体安置、あるいは1919年7月14日の第一次世界大戦の同盟国の勝利のパレードなど、国家の歴史的な出来事を執り行う場所として機能している。